初めは経営理念の浸透にあたり何をすればよいのかもわからず、社員からの提案で、わくわく教室を始めることになりました。
当初は「意味がわからない」「全然わくわくしない」などの意見も多く、心が折れそうなこともありましたが、形を少しずつ変えながら1年以上続けてくると、少しずつですが、社内の雰囲気が変わってきたように感じます。
自分自身飽き性で、決めたことをなかなか続けられない性格なのですが、ここまで続けてこられたのは運営チームのサポートと、参加してくれる社員のおかげです!

その一つの仕組みとして、具体的な良い行動を見つけて社員同士が発表しあう「グッドアクション」を行っています。そうすることで抽象的な行動理念の内容が身近になってくるかな?と。

そこで、社長としても気づいたグッドアクションを何点か紹介したいと思います。

1.本音で意見をぶつけ合える人間関係

A部長とB課長代理という違う立場で「思っている商社の在り方」について意見をぶつけ合っていました。

「お客様の立場になったら○○だろ」「いや、メーカーさんの立場に立てば○○です」など。

どちらも正解なのですが、その時の立ち位置で見えるものが変わっているだけなんです。
それでもそれを言葉に出して言い合えるかが大切なのではないかと思っています。
ビジョンの「ずっと働き続けたいと思える会社」になっていくためには、役職や年齢に関係なく本音で意見をぶつけ合える会社でありたいと考えています。
部長に言われたからやる。昔からそうだからやる。ではなく、なんのためにやるのかをそれぞれが真剣に考えてほしい。
その結果、意見がぶつかることは大切だと思います。

《該当する行動理念》
2.誠実で思いやりのある対応を心がけよう。
3.常識にとらわれず、お客様に最適な提案をしよう。
4.チームワークを尊重すると共に、良きライバルと認め、切磋琢磨しよう。

2.お祝いの花

あるお客様の社長就任の際、C部長はお祝いの花を直送ではなく自ら持参していました。
最近はなかなか持参する機会が減ってきています。
そんな中でもC部長は出来るだけ時間を作って直接お会いするようにしてくれています。
時代が変わってきているとはいえ、お客様に対して礼儀礼節をもった対応だと感じ、会社としてそうあるべきだと思いました。
これはC部長の長年培ってきた勘が、そうさせたのだと思います。

《該当する行動理念》
2.誠実で思いやりのある対応を心がけよう。
8.お客様、仕入先様に対して、礼儀礼節をもって接しよう。

3.社員の成長

D主任の働き方がここ最近変わってきています。
課長不在の中、課の業務を遂行するために主体的に動き、社長に対して提案できるようになってきました。
今までは言われたことをこなすという受け身で仕事をしていたので、こちらが忘れていると結果的に仕事が進んでいないという状況がありました。
でもここ最近は督促メールもくれますし(笑)、成果を上げていくためにしなければならないことを見据えて行動してくれているなと感じます。
間接部門の場合はお客様=社内にもなるので、お客様に対して最適な提案をするために、自分で考えて決めて行動できていると思います。

《該当する行動理念》
3.常識にとらわれず、お客様に最適な提案をしよう。
人事理念「自分で考えて、決めて、行動できる社員の育成」

4.目標達成への執着心

E次長は行動目標=戦略ということを自分なりに理解し、目標達成のために自分&メンバーが今やらなければいけないことを実行に移していっています。
まずは現状分析、お客様ごとに何をどれくらい購入いただいているかを把握する。
次にその事実をもとにして、三栄商事として何を提案していくかを担当者と考え、戦略を立てて取り組んでいます。
一所懸命、責任感をもって取り組まれている姿は、「自分がやらなきゃ誰がやる」という気概が伝わってきます。
E次長の行動は、行動理念のすべてが当てはまります。

《該当する行動理念》
1.提案営業でお客様を感動させよう。
2.誠実で思いやりのある対応を心がけよう。
3.常識にとらわれず、お客様に最適な提案をしよう。
4.チームワークを尊重すると共に、良きライバルと認め、切磋琢磨しよう。
5.「できない理由」を言う前に、できる方法を考えよう。
6.新たなことへ常にチャレンジし、自分自身を成長させよう。
7.あきらめずに最後までやり抜こう。
8.お客様、仕入先様に対して、礼儀礼節をもって接しよう。


一応、該当する行動理念を記載させてもらいましたが、細かいところまで見ていくと、結局すべての行動理念に重なっていくんだなと思いました。
でも、こうやって文字に起こすことで、出来ていることの再認識・出来ていないことの改善につなげていけるのだなと思います。
社長ブログも企画室がお尻を叩いてくれたおかげで書くことが出来ました(笑)
「ずっと働き続けたいと思える会社」になっていくために社長としての役割を全うしていこうと思います。

今後とも宜しくお願いします。
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