おはようございます。

わくわく教室もこうして続けてこられて、参加していただいている皆さんにも本当に感謝しています。皆さんが参加して、少しでも考えてくれているっていうのが会社を良くしている一歩、とまではいかないかもしれないですけれど、1センチずつでも前進している何かにつながればいいなって思います。

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社長×社員対談 「実践している礼儀礼節」

本日のテーマは「実践している礼儀礼節」です。
始める前に「礼儀礼節の定義って難しいよね」って話してました。昔だったら受け入れられたこと、良かれと思ってやっていることが、今だとそこまでしなくてもいい、受け入れられないということがおきています。例えば、ネクタイに関しても自分が入社したころは、一年中ネクタイをつけていたんですよね、お客様のところへ行くのに絶対ネクタイつけるっていうのが当たり前の礼儀礼節でした。でも今は、基本的にはクールビズっていうのが当たり前になっている。ネクタイつけないのが礼儀礼節を欠いているっていうと別にそういうわけではないと。礼儀礼節は時代によって変わっていくんじゃないかなと思っています。

「実践している礼儀礼節」で自分自身の取り組みとしては、お正月に年賀状を社員全員の方にお送りしています。そこに一言でもいいのでメッセージを書こうと。それは、入社以来ずっと続けている礼儀礼節の一つなのかなと思い返しました。こうした小さなことでも、みんなが実践して積み重ねていくことで、会社が周りからどう思われるのかっていうところにつながるのかなと思います。

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社長:それではAさんからお願いします。

Aさん:私は日本語を正しく使うことを意識しています。当時アルバイトで厳しく言われていたんですけど、例えば「こちらのほうでよろしかったでしょうか」とか。「ほう」はいらないし、「よろしかった」も過去形じゃなくて現在形にする、などです。ほかには「お名前頂いてもよろしいでしょうか」、これも名前はモノじゃないから「お伺いしてもよろしいでしょうか」になります。細かいことになるんですけど。

社長:気になるのが、支払いのときに「100円からでよろしいでしょうか」。あれもなんか違和感あるんだよね。

Aさん:「100円お預かりいたします」とか、ちょうどもらった場合は「ちょうど頂戴いたします」と言います。

社長:そういうのが今でも電話対応だったりとか、いろんなことにつながっているっていうことですね。ありがとうございました。面白い話でした。

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社長:じゃあBさん。

Bさん:相手をどうやったら不快にさせないかっていうところを考えて、相手を待たせないようにできるだけ早くレスポンスしようとかなり意識しています。 その場で対応できるのであれば極力その場で。ちょっと待ってほしいときは「またお持ちしますね」とか「いついつまでにお返事します」といってその場で区切るようにしています。
総務的なことになるんですけど、出張があるとエクスプレスカードを取りに来る。申請等々で確認しておいて、本人が来たときにいつでも渡せるようにしています。自分のところに来て「〇〇ある?」って聞かれたときに、そこに対して役に立つタイミングで行動しようと意識しています。

社長:恐らく営業の人は全員だと思うんだけど、質問に対して早くレスポンスしてお客様の依頼に対応しなきゃっていうのは思っていることだと思う。総務からするとお客様って社員になることが多いので、社員にそうやって対応するっていうのが社員にとってはありがたい話になるのかな。

Bさん:一番は自分がちょっと置いておくと忘れちゃうっていうのもあるので、忘れないようにその場でやって、自分に来た依頼を早く終わらせたいっていうのも正直あったりするんですけど、お互いに良いことがあると思っています。

社長:大体営業の中でもせっかちな人って忘れちゃうから今やろうって動いている人が多いと思う。でも結果的に良い意味でつながっているのかな。引き続きやっていってください。

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Cさん:自分が実践していることで、挨拶や返事をする際に、今はマスクで見にくいんですけど、明るい表情をして姿勢が猫背にならないように、というのは意識しています。前傾姿勢になって下を向いているとお客様から暗いと思われてしまうので、声張って胸張っていた方がちゃんとした挨拶ができますし、受けた方も明るい表情していれば好印象を持ってくれるかなと。

社長:自分も入社してすぐは結構姿勢を気にしてました。お客様からすると「姿勢が良い誰々」っていう結びつけで印象に残っていることもあると思う。声が大きいのは印象に残ると思うので、「声が大きくて姿勢のいい人」で覚えられるかもしれないし、まずはそれで覚えてもらってそこから提案していくっていうきっかけが作れるといいかな。

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社長:他の方に聞いてみましょう。Aさん誰がいい?

Aさん:Dさんで。

Dさん:はい。打ち合わせ時に必ず発言するようにしています、相づちと。これはその場で自分の表現に間違いがなかったかの確認を含めて意識してやるようにしてます。

社長:礼儀礼節に直接関わるかわからないけど、会議に出て一言も発言しなかった人は価値のない人ってよく言われるので、そういう意味で何か発言したほうがいいと思う。合ってれば良いし、間違ってても自分の考えをきちっと述べるということは大事かなと。それを意識することでお客様や自分が変わっていくことってある?

Dさん:先ほど社長からお話があったように相手の印象に残るっていうのはあると思います。

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社長:バトンリレーみたいにしようかな。Dさん誰がいい?

Dさん:せっかくなんで営業所を。じゃあEさんで。

Eさん:そうですね。お客様の話を絶対に遮らないように心がけています。お客様の表情を見れば早く終わりたいんだなっていうのがわかるので。

社長:営業としてはどうなのかっていうと微妙かな。お客様が終わりたいと思っていても、そこで空気読まずにガンガンいった方がいいときもあると思う。お客様の顔色をうかがいすぎちゃうと言いたいことを言えずに終わっちゃう。そうすると訪問の意味がなくなっちゃう。みたいなことになりかねないから、一概に読みすぎないほうがいい気もする。

自分も思うときあるんです。営業されて面倒だな、とか。でも自分の興味に引っかかる何かがあると、これ何なの?ってなる。来客って基本的に面倒なことだとわかっていてこちらも対応しているので、あまりそこは空気を読まないようにしたほうがいいかもしれないね。

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社長:Fさんはどう?

Fさん:メールの文面をできればかっこよく紳士的に書きたいなと思います。少しでもかっこいい文書、というのは語弊があると思うんですけど、そうなるように努めています。

社長:かっこいい文書よりも伝えたいことを伝えられる文書を意識したほうがいいかな。かっこいい文書って伝わりづらかったり読みづらかったりするので、何を伝えたいかっていうのを明確にするほうが大事。自分も昔だと季節の挨拶を入れたりっていうことを意識していたんだけど、今は本題から入るようにしようと意識しています。こんな書き方したらお客様から褒められたとかウケが良かったみたいな話があったらまたみんなに展開していってください。じゃあ次Gさんどうですか。

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Gさん:お客様の話を社員同士でするときに、お客様の名前や会社名に「さん」づけするようにしています。どこで誰が何を聞いているかわからないんで、例えば他の人の電話で会社名を呼び捨てで言ってるのが聞こえたらお客様の印象も良くないと思います。どこで誰が聞いていても大丈夫なように、必ず「さん」づけで呼ぶようにしてます。今ではもう意識しなくても勝手に「さん」づけで呼ぶようになってます。

社長:これは自分も意識していることの一つかな。でもたまに気を抜くと「さん」をつけずに会社名で話してしまうときもあります。

Gさん:気を抜かないように継続します。

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社長:じゃあ次どうですか?

Gさん:Hさんで。

Hさん:飲食業でアルバイトしていたとき、高齢のお客様が多くて、1人で食事されている方には「お久しぶりです」と声をかけたりとか、食べ終わったあとに話しかけたりはしてました。

社長:そういうのも礼儀礼節なのかな?親切心だし、良いことなんだけど。三栄商事として大切にしなきゃいけない礼儀礼節とはどういうことなのだろうと定義づけていくことができれば、三栄商事の社員ってこういうことやってんだな。ちゃんと守っているねってお客様やメーカーさんに印象を持っていただけると思います。
全力で来ていただいたお客様を迎えるって意味だもんね。会社だったらお客様やメーカーの方の来社時に全力で迎えるって感じかな。相手に喜んでもらうという意味では良いのかもしれないですね。

まとめ

今日も多くの方にご参加いただきありがとうございました。
1つだけ、社員から言われて嬉しかったことなんですけど、最初はわくわく教室をやっているとき、全然わくわくしないし社長が何やってるかわかんなかったです、と。でも最近のわくわく教室は、社長の考えや参加している社員の声を聴いて、何となく行動理念がこういうことだったんだなって。実際の行動や対お客様、対仕入先様にやらなきゃいけないことが100%じゃなくても、少しずつわかるようになりました。って言ってくれたんですね。みんなが100%賛成できるものってほとんどないと思うんですけど、少しずつでもいいので理解してもらったり、こう考えていけばいいのかなとか、考え方を変えてくれるのが自分にとって嬉しかったなと。そういうことを感じている方がいれば、ぜひ何かのときに話ができるといいなと思っています。

それと同じくらい、こうしたらいいんじゃないかっていう話も欲しいんですね。せっかくやるんだったらみんなが楽しく参加できればいいし、これに参加することでみんなにとってプラスになることがあればいいなと思っています。こう変えてほしいとか、これいらないんじゃないかとか、こうやったほうがいいんじゃないかとか、意見もぜひ教えてほしいなと思いますのでよろしくお願いします。

ちょうど時間になりましたので、今日のわくわく教室は終了させていただきます。
ありがとうございました。

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