三栄商事 後藤正幸社長のわくわく教室

名古屋の老舗機械商社の三栄商事(株)代表取締役 後藤正幸の社長塾ブログです。

「SAN-EI わくわく チャレンジ」をベースに、三栄商事の未来について一緒に話し合いましょう!

おはようございます。

初めてzoomを使ってわくわく教室を開催します。 続々と参加していただきありがとうございます。

今回、3人の社員とテーマに沿って話をしながら進めていきます。途中でみなさんが気になることや質問がありましたら、チャット機能を使ってコメントをしてください。よろしくお願いします。

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社長×社員対談 「在宅勤務が始まり、自宅で新たに始めたこと」

社長:さて、どうですか?Aさん

Aさん:なんだかすごくよそよそしいですね(笑)在宅が始まる前に課員と話していたのですが、在宅の日は外出、出勤日はデスクワークをしたらどうか?と提案がありました。良い提案だと思ったので、私たちはそうやって動いています。毎朝課員と電話して、このお客様に納品をお願いします。立ち合いお願いします。というように連携して、手分けしてやるようにしています。なので実はほとんど家にいないんです。

あとは毎日16時から新入社員が顧客リサーチの発表を行っているので、なるべく顔を出すようにしています。もともとはグループ会社の浜名エンジニアリングさんへ研修に行く予定だったのがなくなったので、せっかくの時間なので三栄商事のお客様を調べてみようということで取り組んでもらっています。意外と面白く、自分たちも参加しています。 新たに、というよりはそういうことに時間を使っている印象です。

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社長:Bさんはどう?

Bさん:お客様から来ないでほしいと言われる状況なので、難しいなと感じています。

仕入先様が在宅でできることを提案してくれるんですね。無料の会員登録をすればセミナーが見られますよ、というものなど。初動が早かったのでお客様に提案することができています。お客様も工場止まってしまって時間がある可能性も高いので、そういうことを提案しています。

社長:今までは、特に若い社員は、何か仕事があるからお客様のところに行く、引き合いがあるから行く。というように訪問をつないでいたのが、ここにきてそれがなくなってしまった。「最近どうですか?」と気軽に訪問ができなくなってきていると感じます。こちらから提案するものがないと行きづらくなっちゃうよね。何のために来たの?って。

無理やり結びつけるわけではないですけど、ブルーアシスタントで打ち出しているのは、空いている時間で図面の整理をしたらどうですか?という提案の仕方。やっぱり図面って溜まっているけど整理していないお客様がすごく多くて、データだけ入れてもらえればあとは在宅で編集もできてしまうんで、そうやって使ってもらえるといいんじゃないかなと考えています。今やれることをお客様に提案していくことが大事だなと思っています。

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社長:Cさんはどうですか?

Cさん:そうですね、身近にコロナが迫ってきている感覚があって、外に出たくてもなかなか出られない状況。単純に怖いと感じています。ただ、命を守ることにもコストがかかる。経済を回さないとどうにもならない部分もあると思う。

社長:なるほど、自粛を続けてったら結局お金が回らなくなってみんなダメになってしまうんじゃないかってことだよね。

Cさん:そうです。ただ、意外と在宅ワークは楽しいです。

社長:何が楽しいかな?

Cさん:会社で今までやってきたことと、家の中でやれることの境目がわかりやすくなりました。

社長:例えばどんなことが住み分けできるようになった?

Cさん:在宅だからできないと思っている仕事って、普段自分が苦手だったりすることだなと。例えば作業届を作るといった事務処理的なことは得意じゃないんですけれど、在宅ワークが始まって、「在宅だからできない」と言い訳にしている自分に気づいたんです。でもそれって会社でも同じなんで。そこの得手不得手が自分の中で分かりやすく線引きされた印象です。自分の仕事の中で、なにが好きでなにが苦手なのか、見つめ直す時間になっています。

社長:なるほど。自分も面談や打ち合わせをzoom使ってやっているんですけど、絶対無理だと思っていたんです。でもやってみると意外にできて、これでいいじゃん。って思えています。この状況が当たり前になってくるかはわからないけれど、当たり前になってくると思い込んで、今やれることをきちんとやることが大切なことかなと思うところです。

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意見交換

社長:みなさん、話は聞こえましたか?すこし意見やコメントが聞ければと思います。といっても反応しづらいと思うので、こちらから当てていきますね(笑)

Dさん、岡崎の在宅勤務はどうですか?

Dさん:岡崎営業所は毎朝ミーティングをしていました。在宅が始まってしばらくできなくなってしまったんですけど、今はzoomを使って行うようにしています。なのでメンバーが毎日顔を合わせることをやっています。

社長:それによって安心感みたいなのは出ているのかな?

Dさん:そうですね。今までは連絡事項があったら次の日でいいや、会社戻ってから報告すればいいや、というのがあったんですけれど、所長からも逐一連絡が入るようになりましたので、都度報告できるようになりました。

社長:在宅になると、明日でいいか、今度でいいか、というのは忘れちゃうんだよね。だから毎朝そういう時間があるのはすごくいいことだよね。

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じゃあそのほか、Eさんどうですか?

Eさん:僕は新しいことについつい否定的になってしまうんですけれど、世の中全体が一気にテレワークになり、みんながやったらできるんだなと感じています。なのでこれを機に、否定から入らずに、できないではなくトライしてみることが大事だと素直に感じました。

社長:新入社員にも聞いてみましょうか。入社していきなりこんな状況になってしまって。

Fさん、どうかな?

Fさん:そうですね、入社してすぐ在宅勤務になって、最初はどうなるんだろうと思っていたんです。でも在宅勤務で顧客リサーチをするなかで勉強できることも多く、今だからできることもあるんだと、ピンチをチャンスに変えてチャレンジしたいなと思っています。

社長:お客様のことを調べるって、時間を取ってやらないとできないんで、今できているのはいいことだなと思っています。今はもしかしたらつらい時間かもしれないけれど、今やっていることは必ずプラスになってくるので、トライしていってください。

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せっかくなので、時間オーバーしてしまうかもしれないですけれど、新入社員に話を聞いていこうと思います。時間で退出される方はしてください。Gさんはどう?

Gさん:これはこれで楽しいなと思います。なかなかできることではないので。あとは自分が感染して家族やほかの人に迷惑をかけないようにしないといけないと感じています。

社長:課題とか、今やっていることに対してはどうかな?

Gさん:外部のWEB研修を見る時間をいただけるのは良かったです。なかなか社会人として働きだすと研修を受ける時間って作りにくいと思うので、ありがたいです。お客様のことを勉強できるのは、本当は訪問して、現場を見て覚えることが一番早いと思うんですけど、こうやって事前に知識を蓄えられるのはうれしいです。

社長:普通に訪問しちゃうと、知識を蓄えることはどんどん後回しになっていって、現場のことは知っているけど、意外と会社情報は知らない人もいると思う。目の前でプラスチックの加工をしているからプラスチック屋さんだと思っていたら、売り上げとしては金属加工のほうが多かったとか。通うだけだと全体が見えないことも出てくるので、そういうのが払拭できるんじゃないかな。

Hさんはどうですか?

Hさん:今まで、なんとなくどんな会社と取引しているかは知っているつもりでした。実際に顧客リサーチをしてみて、こんなことやっている会社だったんだということに気づかされることが多くて、在宅ワークは充実しています。

社長:Iさんは?

Iさん:1日のスケジュールは決まっていて、午前中は外部のWEBセミナーを受けています。マナー研修や考える力などの研修もあって、午後からの顧客調査の際に、どうやって発表するか、学んだことを応用して考えながら行っています。

社長:だいぶ真面目だね(笑)急にグループ会社研修がなくなったので、どうしたら新人研修がみんなにとって良いものになるのか、企画室はすごく考えてプログラムを作ってくれたと思っています。

今回は初めてのトライだったんですけれど、次の新入社員の人たちをどう育成していくかを考えるのに、すごくいい試金石になるんじゃないかなと思います。

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まとめ

ありがとうございます。
率直な感想を言わせてもらうと、zoomを使ったわくわく教室もできるんじゃないかな、と思っています。皆さんが聞いていてどうだったか、という聞く側の意見はまだわからないんですけれど、こうやって顔を見ながらのコミュニケーションっていいんじゃないかなって。

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こんな時期になると社員間の信頼関係、お客様との信頼関係ってすごく大事になってくる。小手先で数字を稼ぐのではなく、本当に信頼されているから注文をいただくことができる、そういう時代になってきます。本当はフェイストゥフェイスの中でしか構築できないのかもしれないけれど、今それができない状況でどうやるかを考えないといけないのですごく難しいと思います。難しい時代ですけれど、逆に言うと抜きだせる時代。これをチャンスと捉えてトライできるか、試されるタイミングじゃないかなと思うので、皆さんも前向きに取り組んでいってほしいなと思います。

では、以上で終了します。
ありがとうございました。


今この状況をどう捉えていますか?大変な事態です…目に見えないウィルスにおびえ、社員は、いつ自分に移るかもしれない状況の中で不安いっぱいだと思います。

こんな時こそ、社長は経営理念を軸に判断をしていかなければなりません。三栄商事の経営理念は「社員・お客様・仕入れ先様 3つの幸せを実現できる会社」です。来週から創業初の交代出勤をする予定です。会社として社員の感染リスクを出来るだけ減らしていくためにも会社に出勤をする機会を減らす。最悪、社員が感染しても出来るだけ広がらないようにすると同時に、お客様、仕入れ先様に出来るだけご迷惑を掛けない為に全社機能をストップしないための方策です。今回、総務部が中心となって、出来るだけ働きやすい環境を維持するための取り組みをしてくれています。本当にこの短期間でここまで持ってきてくれたこと感謝しかありません。これこそが先月まで取り組んでいた「できない理由をあげるのではなく、一緒にできる方法を考えます。」だなと改めて思いました。


一方、今月からの取り組みである「成長意欲をもって新しいことへチャレンジし続けます」においては…

こんな危機的な状況でも、考え方を変えれば、100年に1度の危機的な状況を生きている(体験している)とも言えます。この時期をどんな風に過ごしたのか?どう乗り越えたのか?これらの体験が自分自身を成長させるし、社員一人一人が成長すれば会社も成長できます。

こんな時期だからこそ新しいことへチャレンジできる良い機会ではないでしょうか?

会社でもweb会議・会社説明会、時差出勤や交代出勤、ワークシェアリングなど小さいことかもしれませんが、チャレンジしていっています。以前の状況ではとても取り入れることのできなかった新しい働き方を社員も周りも受け入れていってくれています。

いつかは必ず良い方向に向きます。そんな時にこの時期に行っていることが「当たり前」になっていくのではないかと思います。家族との時間を大切にするとか、訪問の前にwebで打ち合わせをするとか、短い会議で効率よく伝えられるように工夫をするとか、などなど。普通じゃない状況の中で気づいたことを続けていくことが出来れば良いなと思っています。

止まるわけにはいきませんので、今この時期をチャンスととらえ前向きに色々なことに取り組んでいきます!


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おはようございます。それでは、今日もわくわく教室をはじめます。

コロナウィルスの状況が、日に日に変わっています。気を付けてもらってはいますが、なかなか目に見えないものなので、気づけない部分もあるかと思います。まずは、会社で決めた取り組みをきちんとやってもらって、あとはうつっても悪くならないように健康な体作りが大切です。健康経営もはじめていくので、できることをやっていってもらえたらと思います。よろしくお願いします。

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「わくわく教室においての役割って何ですか?」

ある人から質問をいただきました。わくわく教室について振り返るキッカケになったのでお話します。

自分が思う社長の役割についてまずお話します。はじめた頃は、自分が20分位話していました。自分の考えを皆さんに伝えることが役割かなと思っていましたので。ただ、やっていくうちに、結構眠たそうだな、つまんなそうだな、という感覚が自分の中に生まれてきました。なので、今はみんなで考えてもらうようなキッカケを作ることが自分の役割かなと考え方を少し変えました。今回経営理念を改めて掲げて、「この経営理念を達成する為にどういう行動をとったらいいのか?」ということを考えて「行動理念」を作りました。今は、最初の5分くらいで、この行動理念をみんなで考えるキッカケを作ることが自分の役割だと思っています。

次に、参加する側、皆さんの役割についてです。「自分の考えを素直に話す」というのが、まず皆さんの役割かなと思います。もう1つは、聞く側の人は「素直にその話や意見を聞く」というのが役割だと思っています。「こんなこと言っていいのかな?バカにされないかな?」とか、「この場で言ったことが評価に繋がるんじゃないかな」とか、性格否定や人格否定に繋がってしまうんじゃないかな?という不安があったりして、言いたいことが言えない場であっては意味が無くなってしまうと思います。TKGの中で「安心の場です」としていますよね。なので、話した人の発言や考えを素直に受け止められる、安心の場を作るということが聞く側の人の役割なのかなと思っています。これに関して、もし意見や考えがあったら、ぜひ教えて欲しいと思います。

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本日のテーマは「どうやったらグッドアクションを見つけて、ピックアップできるか?」

わくわく教室の話し合いテーマについて昨日初めて企画室よりメールを送りました。今まではこの場に来てもらって考えてもらうようにしていました。皆さんからの意見もあり、事前にテーマを投げかけてみようということになりメールを送ってもらいました。

毎回、5S委員の人達が頑張って課内のグッドアクションを集めてもらっています。その中で、もう少し事例が出てくるといいな、どうしたらもっと出るようになるのかな?と思い、今日皆さんと考えられればと思っています。

それでは、今日のテーマ「どうしたらグッドアクションを見つけられるか?」について話をしてください。ボールを持っている人からスタート、議事録はボードを持っている人の左隣の人にお願いします。

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Aさん:わかんないってなったら、その場で人に聞いて解決しています。聞いて解決する、という方向に向かっているので、「できないからやらない」というのとはちょっと違うのかなぁと。

Bさん:聞くよりも自分で調べて解決しちゃうことの方が多いかなぁ。

Cさん:私だったら、「あれ!?今のいいんじゃない?グッドアクションじゃない?」って声をかけるかな。今、私が伝えたことを自分で文章にしてって言うかな。

社長:それいいかもね。自分がやったことに対して、それグッドアクションだよね、それ出してよっていうのは。

全員:それ、いいかも!


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Dさん:これをテーマに行動しよう、と意識しないといけないなと。事例を出さないといけないから、締切りのタイミングになって、何か事例があったかなぁという風になっていて、それを出すだけになっちゃっています。

社長:そうだよね。その場その場じゃないと忘れちゃうんだよね。今の育成帳でも、3か月前のことなんて覚えている訳はない。だから、メモっておかないといけないんだけど。だから、さっき別のチームで出た「その場で良いじゃん」と言ってあげる方法はいいかなぁと思います。


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社長:(ホワイトボードを見て)相手に興味を持つということはすごく大事だよね。昨日、採用面接の時に学生さんから「仕事ができる人の条件は何ですか?」という質問がありました。それに対して、Oさんが「興味を持つこと」と話をされました。仕事においても、コミュニケーションにおいても、興味を持つかどうかはすごく大事かなと思います。

Fさん:相手の関心に興味を持つ、みたいな感じですよね。

社長:もしかしたら、人だから好き嫌いは出てくるかもしれない。その中から1つでも何か見つけられれば、何か変わるキッカケになるのかなと。遠慮してコミュニケーションをとらないということが、一番良くないと思います。


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Gさん:思い切って、テーマを作らない方がいいのかなという気もしましたが…。

社長:テーマが無いと考えないんじゃないかなと。一番難しいのが自由な発想なんです。例えば、戦略共有会議でも自由なテーマで発表してください、というのが一番大変だと思います。今回はこのテーマで話してください、の方が考えやすいのかなと。

あと、「自分で考えて決めて行動する」と置いていますけど、実際は行動してみて初めて考えるんじゃないのかなと思って、こういう場を作って、ある意味 強制的に考える時間を作っています。だから、皆さんは少しずつ考えるようになってきている、と思っています。

ホワイトボードをパッと見ると、すごい真面目な感じの内容なのね。真面目になると重く感じたり、義務感になってしまうので、楽しくできればいいなと思います。提出する時にちゃんと書かなきゃとなると、ハードルが高くなるので、気づいたことを軽く出せるようになりたいですね。


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社長:営業所はどうですか?

Hさん:朝の課内会議で5S委員が話しかける。その時に「いつまでに考えておいてください」ではなくて、その場で出してもらうという意見がでました。

Iさん:ほぼ一緒です。

Jさん:こちらもほぼ同じです。あとは、テーマをもうちょっと意識しやすいように工夫をする、ということです。

社長:パネルに花とか付けるといいのかもしれませんね。

締め

色々な意見を聞かせてもらいました。その中ですごい良かったなということをお伝えします。1つは、気づいた時に言うということです。「あ、今のグッドアクションだよね」とお互いに言える環境をつくれればいいですし、忘れないし、その場で出せるからいいなと思いました。もう1つは、「人に興味を持つ」という話です。何事も相手に興味を持つところがスタートだと思います。それが無いとグッドアクションも見つからないし、いいなと思っても言えないと思うので。それぞれ、キャラがあると思うので、やり方は皆さん個人に任せます。こんな意見があるんだな、こういうやり方があるんだな、と気付いてもらえればと思います。

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行動理念をやるというのは仕事です。だから就業時間中にやっています。でも、あんまり仕事だと思うと重くなってしまう部分があるので、楽しく取り組んでもらいたいです。前回、仕事と趣味の違いについてお話しました。仕事は相手のためにやること、趣味は自分のためにやること、という話が紹介した本に書いてありました。そういう意味では、このグッドアクションも相手に対してやることなので仕事になるのかなと。グッドアクションをやることによって、会社の中のコミュニケーションがよくなっていくんじゃないかと思っています。

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昨日、採用面接をやっていた時に、ある学生さんが「わくわく教室のブログを読んでいて、自分の中ですごく刺さりました。経営理念をただ掲げているだけではなくて、みんなで考える時間を作ってやっていることがすごく良いなと思います」ということを言ってくれました。すごく嬉しかったです。そして、こういうことを続けていくことが会社を変えていく一歩なのかなと。なので、皆さんも楽しくやってもらえればと思いますし、30分参加して良かったなとほんのちょっとでも思ってもらえたら、自分は幸せです。なので、そう思って皆さんにトライしてもらえればと思います。

今日のわくわく教室は以上で終了します。ありがとうございました。

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