2020年は世界にとっても日本にとっても、そして三栄商事にとっても大きな変化が訪れた年でした。営業という職種上、人と人とが会うことで価値を提供していたのが、コロナ禍で、会えない状況の中で価値を提供していかなければならなくなりました。2021年も引き続きこの状況が続いています。営業においても今までの成功体験に頼っていては上手くいかないことも増えてくると思います。方法は色々と新しくなっていくかもしれませんが、根本の大切なところは変わらないと思っています。「温故知新」70周年記念式典の際に会長の言っていた言葉です。このタイミングで、今一度商社としての価値・存在意義を見つめ直し、なんのために三栄商事が存在しているのかを考えて、未来につながる何かを見つけて行ければと思っています。

さて、4件のグッドアクションを紹介します。

1.頼みやすい状況を作り出す

先日のわくわく教室でアシスタントのAさんが、営業担当が自分に仕事を頼みやすくなるように、面倒でも嫌な顔をしないこと、笑顔でいることを意識していると聞きました。 また、お客様への見積もり回答でも、生産中止となった製品があれば後継品があるかをメーカーへ聞いて、カタログを取り寄せるなどしていただいています。一歩二歩先のことを想像しながら、どうしたら相手が助かるのかを考えた行動は、まさに誠実な対応で本当に素晴らしいことだと思います。

《該当する行動理念》
2.誠実で思いやりのある対応を心がけよう。
8.お客様、仕入先様に対して、礼儀礼節をもって接しよう。

2.新人にできること

入社2年目のBさんは、以前仕事で確認を怠ってお客様に迷惑をかけてしまいました。人は誰でも失敗します。大事なのはそのあとの行動です。出来ることをきちっとやる。それが若い営業に求められることかなと思っています。彼もそれからは、他のお客様でも大きな声で元気よく挨拶をしたり、頻繁に顔を出して相手の印象に残そうと「基本に忠実」に努力をしています。
その結果なのかはわかりませんが、先日お見積りを提出したお客様から、彼を評価した上で注文をいただくことができました。彼なりに自分にできることを考えて、最大限取り組んだ結果だと感じています。

《該当する行動理念》
2.誠実で思いやりのある対応を心がけよう。
5.「できない理由」を言う前に、できる方法を考えよう。

3.とにかくまずはやってみる

最近のCさんは依頼された仕事に対して、「まずはやってみる」という考えで何事にもトライしている姿が印象的です。以前は彼にとって面倒なことをお願いすると、嫌そうな顔をすることもありましたので、とても良い変化だと感じています。取り組んでみることで改善案が見つかったり、次にやることが見つかってきたりします。

《該当する行動理念》
5.「できない理由」を言う前に、できる方法を考えよう。
6.新たなことへ常にチャレンジし、自分自身を成長させよう。
7.あきらめずに最後までやり抜こう。

4.属人化を防ぐために

先日の戦略共有会議でDさんが発表した「属人化」というテーマは、誰にでも当てはまる内容で共感できました。誰でも同じ成果を出す方法として紹介したマニュアル作成についても、あらかじめ会議の台本を作成し、当日司会役の自分がいなくても回る仕組みを作っていたことは説得力がありました。

《該当する行動理念》
5.「できない理由」を言う前に、できる方法を考えよう。
6.新たなことへ常にチャレンジし、自分自身を成長させよう。


今回の4件はすべてアシスタント・新人・営業として根本的に大切な事柄でした。しかも汎用化されているので、他の人がやってみようと思えばやれることです。自分自身の成長につながる第一歩かもしれないので、もしやってみようかなと思うことがあればトライしてみてください。自分自身も取り組めることはあるので、やってみようと思っています。特に笑顔で仕事を受ける!(笑)で。

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