おはようございます!

今日、一冊だけ本の紹介をしたいなと思って持ってきました。「仕事ができるとはどういうことか」という本なんですけれど、ある方に誕生日プレゼントでいただいた本です。

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仕事とは何か

今まで自分の中で「仕事ってなんだろう」ってあまり考えたことがなかったんですけれど、この本に書いてあることってなかなか面白いなと思ったので紹介します。

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「仕事と趣味は違う。趣味は自分に向けて自分のためにやること。仕事は自分以外の誰かのためにやること」と定義づけをしています。例として挙がっていたのは、漁師は仕事、釣りは趣味。ということで考えると、「仕事ってこうだよね」というのがわかりやすく書いてありました。

自分以外の誰かっていう考え方は、三栄商事の経営理念として掲げていることに似ているなと。「3つの幸せ」の幸せの定義は「周りからありがとうと言ってもらえるようにしよう」ということで置いています。お客様、仕入先様、社員など、自分以外の誰かから感謝してもらうために行うことが仕事だ、という定義が「なるほど」と思ったので紹介させてもらいました。

一緒にできる方法を考えた事例紹介

今コロナウィルスがこういう状況の中で、やれることがだいぶ限られてきているんじゃないかなと思っています。その中で「一緒にできる方法を考えます」ということを取り組んでいる例を2つお話させていただきます。

1つは、学生に対する会社説明会を、Webを使って開催したいと提案がありました。

ツールとしてはこのわくわく教室で営業所とつないでいるzoomというソフト。わかりやすくいうとテレビ電話をインターネット回線を使ってできるもの。基本無料で使えるのですが、今回は会社説明会で使うということで有料版に切り替えました。有料版でも月額2000円ですので、非常に安価な形でトライできるかなと思っています。

たぶん1年前だったら「まぁこういう時期だから会社説明会止めましょう」で終わってたんじゃないかなと。でもこういう状況の中だからこそ、こんなソフトを使ってやってみたらどうだろう?という提案がありました。それを学生に投げかけたら、学生側もほとんどの会社説明会が中止になっている中で、こういう形でやってくれる会社があったらありがたい、ということでエントリーしてくれています。新しく何か始めようと思うと予測不能なことってたくさんあると思うんですけれど、できることがあるのかなと感じた1つの例です。


もう1つはお客様のX社さんがトライしている事例です。

仲の良い金型屋さん5社程を集めて、共同で受注をしようという動きをしているみたいです。例えば一個の仕事を請け負って、それを仲間内で仕事をしながら回していき、完成品をお客様に納入する。トライし始めて、すでに2件ほど受注をしたという話を聞きました。一緒にできることを考えてトライしている一つの結果じゃないかな、と思ってご紹介させていただきます。

この状況でできることを考える


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今日は、前回の続きでお話をしていただきたいなと。今この状況で三栄商事として何かトライできることってないか、アイデアベースで構わないので話をしてください。

今だからお客様にも受け入れてもらいやすい状況のサービスっていっぱいあると思います。例えばそういうものをトライするとか、ほかの商社はやっていないけれど、こういうことをやったら面白いんじゃないか、というようなことがあれば、ぜひそういうものをシェアリングしてもらえればいいなと思います。

話し合いタイム

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A:他の社員の日報を見ていて、お客様の近況伺いで、テレビ電話で商談する設備がないため仕事が取れないかもしれないという話を聞いてきていました。ふと思ったのが、うちがそういうやり方や媒体も含めてお客様に貸し出して、お客様同士で商売ができるようなシステムを作るのも一つかなと思いました。

社長:この業界のデジタルコンテンツの遅れってすごくて、いまだに電話会議みたいなことをやっている。本当に電話会議やるくらいならネットつなげて顔見えたほうが100倍、1000倍いいと思う。この業界のブルーオーシャンをどうやって変えていくか、というのがすごく面白い。うちの社内で使ったサービスをちゃんと確立させてお客様に提供していくことができるといいなと思っています。

A:例えば困っているお客様からポンッと依頼が来たら、会社にいる人で対応できるような仕組みがあれば早く対応できるので、今のアシスタントのお仕事依頼カードの代わりじゃないですけど、「ここのお客様からこういう依頼が来たのでやってくださいね」ってなれば早く動けるんじゃないかなって思いました。

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社長:ちゃんとしたことじゃなくていいんです。ドラえもん的な話でもいいんですよ。その中で「こんなことだったらできるかも」みたいなことを、日々考えていただきたいなと思っています。

B:例えば今回のコロナウィルスウィルスみたいなことがまた起きた時にどうするか、という準備的なものを商売につなげていこうみたいなことですかね。

社長:次起こったときではなく、景気がよくなったときでも、テレワークとかWeb会議みたいなことってたぶん続くと思うんです。うちが今のうちに取り組みをしていれば、「それじゃないとダメだよ」ってなったときに、先にできるわけじゃないですか。今のこの時期をチャンスだと思って、チャレンジしていきたいなと。もう10年20年、こういう危機って起こらないと思うので。

C:掲示板みたいなものをWeb上に作って、例えば納品業務で、その方面に行く人、今日は何があるっていうのを全部電子化でわかるようにして、その方面に行く人が一緒に持っていけるような仕組みがあれば、業務の効率化を図ることができるんじゃないかと思いました。お客様のところに顔を出さないといけないこともあるので、難しいとは思うんですけれど。

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D:仕事と趣味の話はどう絡んできているんですか?

社長:このコロナウィルスの状況で、ほかの人のために何かできることはないかって話。趣味を頑張るっていう話ではなくて、仕事として何かやれることはないのかな。Web会議でも今回うまく回って便利じゃん、これでもいいじゃんってなったとして、景気が良くなったときに「わざわざ来なくていいからWebでやって」って言われたとき、対応できる商社とできない商社ってだいぶ感覚が違ってくると思う。そこで乗り遅れるといろんなことに乗り遅れてしまう。逆に先行できれば成功した仕組みを同業者に販売していくのも一つ。ここの業界ってまだまだ古いところがたくさんあって、デジタル的なことでいうと完全なブルーオーシャンなんで、何ができるのかっていうことをトライしていくっていうのもありかなと。

まとめ

時間になりましたので一旦締めさせていただきます。

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Aグループで出ていたのは、お客様のお仕事依頼カード的なものを作ったらどうですか?というもの。今は営業担当に「こういうことできないか」「こういうこと困っているんだよ」って投げてもらっている。その時たまたま来た商社の誰かに相談していることもあると思うんですけれど、例えば「三栄商事お困りごとボックス」をWeb上に作っておいて「何か困ったことがあればそこに投げてください。解決してお答えします」みたいなのを会社全体で回せたら、今のアシスタントの仕事のシェアリングみたいなことができるんじゃないかという話が出ていました。

Bグループでは納品しなきゃいけない物のスケジュールを掲示板などに上げて、その日その方面に行く人がいれば一緒に納品してあげる。そういう仕組みもつくれるのではないかという話をしていました。

なかなかすぐにパッとできるものではなくて、日々何ができるかを考えていないと出ないと思うので、この時期だからこそ考えられることを考えていってほしいなと思います。

今、この緊急事態にやっていることが、今度景気が良くなったときにも当たり前に続くことがたくさんあると思います。絶対にWeb会議というものは続いていくと思います。今この時期だからこそお客様は受け入れてくれる、受け入れやすくなっている。景気が良くなったらそんなの嫌だとはならなくて、これ便利だからいいじゃんってなっていくと思います。なので、今やれることを三栄商事としてとにかくやっていくことが、次に景気が良くなったとき、コロナウィルスが明けた時、スタートダッシュできる唯一の方法じゃないかと思っています。こういう時だからこそできることを、それぞれで考えてトライしてほしいなと思います。会社としてこんなことトライしてほしいということがあれば会社で取り組むのも一つですし、個々でできることは個々でトライしてもらえればなと思います。

じゃあ、今日はこれで終わります。
どうもありがとうございました。


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